
正直、記者会見も見てないし、ニュースの記事もジックリ読んではいません。
なので、ここでのコメントも表層的な印象からのコメントでしかありません。
自分がまず最初に思った事…
「まぁ、もう十二分に金も稼いで悠々自適な生活を送れるからやろな」
ってモノでした。
次に思った事…
「本人はそれでエエかもやけど、彼無しではまだまだ独り立ち出来ない芸能人も沢山いるのではないか?」
って事です。
彼はずっとこれまで陽の目を見ない芸人やタレント達を自分の冠番組に出演させて芸能界で生活が出来る様にしてきました。
それでかなりの多くの人間から感謝させれてると思います。
ですが、現時点でもまだまだ中途半端な状態で彼無しでは厳しい芸能人が沢山います。
今回の引退事件は紳助さん自身よりも何よりも、そんな彼らが路頭に迷う可能性が大です。
テレビでも芸能界でも シビア なモンです。
金になると思えば群がって来るし、ならないと思えば手の平を返すように離れて行ってしまうんでしょうね。
大ボスが居なくなったら、態度を豹変させる連中もメチャ居そうです。
そういう意味では今後の紳助さん頼りの彼らの方が心配かもですね。
自分の世代よりも以前の話ですが、昔、西条凡児という人が居ました。

自分の世代は
「 素人名人会 」(関西ローカル)
の司会と言えば西川きよしさんですが、初代がその西条凡児さんです。
自分がまだ演芸やお笑いに目覚める年齢に至っていない時代の人です。
イメージ的には上岡龍太郎さんを、ソフトにした毒舌知性派って感じでしょうか
ソフトタッチな関西弁を流暢に話した名司会者って感じです。
『凡児の娘をよろしく』(関西テレビ)
新婚さんいらっしゃい…の親子版?みたいなん?
見てないから微妙ですが…
昔は都蝶々さんの「 夫婦善哉 」

唄子・啓助さんの「 おもろい夫婦 」

もありましたね。
ミヤコ蝶々さんはしゃべくりの天才です。上沼恵美子さんの何十倍も上やと思います。
またまた話が脱線しましたが、西条凡児…この人も突然、芸能界を電撃引退した人です。
なにやら、近所の工事現場の音が煩くて、近所の代表として文句を言いに行ったものを
マスコミに「建設会社にクレームをつけて賄賂を受け取った」と報道され
弁明の機会も与えられずに叩かれまくった結果
ヘソを曲げて、引退してしまったみたいです。
自分はその時代の芸人さんが大好きで色々と詳しいんですが、勿論、当時の実際のワイドショー的な番組を見ていた訳でもなく、その時の空気も解らないので、飽くまでも仕入れた情報からなんですけどね。
今回の紳助さん引退騒動も、マスコミにサンドバックになる前に
「 もうエエわ! 」
って思ったのかな?ってのもあるんですけど。
どうでしょうね。
人を笑わせるってホンマに難しいです。
笑わせる方法も幾つかあります。
紳助さんの手法の主流は相手を馬鹿にする笑いです。
馬鹿にされた本人がそれに乗ってまた馬鹿にされる…というお笑い手法。
正直、自分はその手法は余り好きではないです。
「 笑わせる 」
のではなく
「 笑われる 」
の方に入ってしまうからです。
そしてまた笑った方(一般人)もホンマにその彼らを侮蔑してしまう傾向になるのが一番嫌です。
ですが、例えそうでも彼は物凄く多数の人間を自分の才能で潤わせて来ました。
まだまだ彼を必要としている芸能人にはメチャメチャの痛手でしょうね。